LIXILショールーム南港 見学

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高谷です。
完成がだいぶ近づいてきました。
現場に立つと、もうすぐこの家に暮らしが入り、灯りがともり、家族の時間が流れはじめるんだなと感じます。
今回の住まいは、下屋のある家。
この“下屋”があることで、外観に落ち着きが生まれ、家そのものにどこか懐かしく、やさしい表情が出ています。
大きく張り出した屋根は、見た目の美しさだけではありません。
雨の日に玄関先で少し立ち止まれたり、夏の日差しを和らげたり、外と内の間に心地よい余白をつくってくれます。
家づくりをしていると、つい広さや設備、性能といった“数字”に目が向きがちです。
もちろんそれも大切です。
でも本当に暮らしを豊かにするのは、こうした何気ない心地よさなのかもしれません。
下屋の下には、ただの通路ではない、少し特別な時間が流れます。
出かける前のひと呼吸。
帰ってきたときの安心感。
雨音を感じながら過ごす静かな時間。
そんな日常の小さな場面を、そっと支えてくれる場所です。
この家も、完成までもう少し。
足場が外れ、外構が整い、家具や暮らしの気配が入ってくると、また違った表情を見せてくれるはずです。
図面の中にあった家が、こうして少しずつ“暮らしの器”になっていく。
その過程を見られるのは、やっぱり何度経験してもうれしいものです。
完成が楽しみです。
高谷