“素材から空間を育てる”ということ**

最近、お客様から「クロスじゃなくて塗り壁ってどうなん？」と聞かれることが増えてきました。
塗り壁の魅力って、ただ“高級に見える”とか“おしゃれ”だけじゃなくて、素材そのものが空間の空気感をつくってくれることやと思うんです。

漆喰や珪藻土みたいな塗り壁は、照明の角度で表情が変わるし、ほんのり陰影ができて、暮らしに“余白”が生まれる。
この質感は、クロスでは出せません。

インテリアを合わせるなら、塗り壁には尖ったデザインより、素材感が引き立つ家具がおすすめ。木・布・真鍮・アイアン。シンプルな組み合わせでも、空間が深く見えます。

家は飾るものじゃなく“育てるもの”。塗り壁は、時間とともに味わいが増していく素材。
小さな汚れも思い出に変わるなんて、ちょっと素敵じゃないですか？