杉板を外部に軒に

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― 光と風が、人の心をほぐしてくれる ―
こんにちは、シバちゃんです。
今日は、“外とつながるリビング”について。
最近では中庭やテラス、ウッドデッキとリビングをゆるやかにつなぐ設計が人気ですが、
それって単に「おしゃれだから」だけじゃないんです。


リビングが外とつながっていると、
季節の光や風、鳥の声が家の中に入ってきます。
朝はやわらかい日差しが差し込み、
昼は風がカーテンを揺らし、
夜は月明かりがふとリビングの壁を照らす。
そんな小さな自然の変化が、
家族の心を落ち着かせ、会話を生むきっかけになります。
「今日、風気持ちいいね」
「もう桜咲きはじめた?」
――そんな他愛のない言葉が、日常の温度を上げてくれます。


完全に閉じたリビングは、
安心感はあるけど、外との距離が生まれやすい。
逆に、視線をコントロールしながら開く設計をすると、
プライバシーを守りながら、光と人をやさしく迎え入れる空間になります。
例えば…
外と内の境界があいまいになるほど、
家の中の空気が軽くなって、自然と会話が生まれるんです。


リビングの真ん中に大きなソファを置かなくても、
デッキに腰かけたり、窓際に座ったり――
それぞれが思い思いに過ごせる空間って、実は理想的です。
家族が自然と集まり、気づけば同じ景色を眺めている。
その“何もしない時間”こそ、
心をつなぐ時間かもしれません。
“外とつながるリビング”は、
ただのデザインではなく、家族の関係をやわらかくする設計。
光、風、音、緑――
自然がやさしく入り込む空間は、
家族の会話や笑顔を増やしてくれます。