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穏やかな時間と感動の再会 – タデ原湿原の旅
こんにちは、永岡です!
今回は、私が訪れた大分県玖珠郡九重町の長者原にある「タデ原湿原」をご紹介します。この湿原は、くじゅう連山の北側、標高1000~1100mに広がる面積40ヘクタールの広大な窪地です。タデ原の中央を北に向かって流れる白水川や、周囲を取り囲むように連なる三俣山、指山、湯沢山によって湧き出る豊富な湧水に涵養され、その大部分が湿原化しています。
湿原には、その特殊な環境に固執する植物たちが生育しており、分布上貴重な植物も少なくありません。春から秋にかけて、湿原に咲く色とりどりの花たちは、訪れる人の心を和らげてくれます。標高約1000メートルに位置するタデ原湿原は、日本最大級の面積を誇る湿原で、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。
朝早くに到着したため、周囲には誰もおらず、時間がゆっくりと流れているように感じました。広大な敷地内には遊歩道が整備されており、散策しながら自然の美しさを存分に楽しむことができました。朝の静けさの中で、鳥のさえずりや風の音を聞きながら歩くのは、とてもリラックスしたひとときでした。
散策の途中で、ふと目に入ったのは九重の登山コースをすべて覚え、登山者をガイドしてきたガイド犬の像でした。驚くべきことに、その像は私が小さな頃に読んだ絵本「へいじはやまのガイドけん」の主人公、平治の像だったのです。この偶然の出会いに、深い感動を覚えました。
さらに驚いたのは、平治が実はメスだったという事実です。ずっとオスだと思っていたので、この新しい発見は大きな衝撃でした。
タデ原湿原は自然の美しさと心温まる出会いが詰まった場所です。また訪れたいと思いますし、皆さんにもぜひこの素晴らしい場所を訪れて、同じように心が癒される体験をしてみてください。
また次回のブログでお会いしましょう!