リフレッシュを求めて

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高谷です。
今回は、リノベーション事例のご紹介です。
リノベーションというと、
古くなった部分をきれいに直す。
設備を新しく入れ替える。
そんなイメージを持たれる方も多いかもしれません。
もちろん、それも大切なことです。
でも、はだしの家が考えるリノベーションは、
ただ新しくするだけではありません。
その家にしかない魅力を見つけ、
素材と手仕事で、もう一度暮らしを整えていくこと。
今回の住まいは、まさにそんな一邸になりました。
壁は漆喰。
天井には杉材を張り、
床には表情豊かなアカシアを使用しました。
そして、空間の印象を大きく左右する建具は、
既製品ではなく、すべて造作建具。
ひとつひとつの寸法、納まり、素材感を合わせながら、
この家だけの空気感をつくっています。
既製品を使えば、早く、きれいに納まる部分もあります。
でも、そこをあえて造作でつくることで、
空間全体に統一感が生まれます。
木の天井。
漆喰の壁。
アカシアの床。
そして、造作の建具。
それぞれがバラバラに主張するのではなく、
家全体でひとつの世界観になる。
そんな住まいを目指しました。
今回、特に印象的なのは梁見せの天井です。
天井をただフラットに仕上げるのではなく、
梁を見せることで、空間に奥行きと力強さが生まれます。
杉の天井材のやわらかさと、
梁の存在感。
このバランスが、リノベーションならではの味わいです。
新築には新築の美しさがあります。
でも、リノベーションには、
その家が重ねてきた時間を活かせる面白さがあります。
すべてを消してしまうのではなく、
残すもの、整えるもの、新しくつくるものを見極める。
そこに、リノベーションの醍醐味があると思っています。
既製品ゼロ。
言葉にすると簡単ですが、
実際にはとても手間がかかります。
寸法を合わせる。
素材を合わせる。
現場で納まりを考える。
職人さんと話しながら、ひとつずつ形にしていく。
でも、その手間があるからこそ、
どこにもない住まいになります。
カタログから選んだものを並べるのではなく、
この家のために考え、
この家のためにつくる。
それが、オンリーワンのリノベーションです。
漆喰のやさしい質感。
杉天井のあたたかさ。
アカシアの床の深い表情。
造作建具の自然な佇まい。
そして、梁がつくる力強い空間。
素材の良さと、職人の手仕事が重なった、
はだしの家らしいリノベーションになりました。
新しくするだけではなく、
その家らしさを、もっと美しく引き出す。
そんな住まいづくりを、これからも大切にしていきたいと思います。