今年も残すところ1カ月ですね

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こんにちは高谷です。
私はヒルトンアメックスカードの会員なのですが、
カード会員特典でヒルトンホテルどこでも1泊可能になるので
向かったのは ウォルドーフ・アストリア大阪。
大阪の街並みの中で、ここだけ時の流れがゆっくりになるような、そんな場所でした。
到着してまず驚いたのは、ホテルの“音”。
人が多いはずなのに、不思議と雑音がない。
木の香りと柔らかい照明に包まれたロビーは、
どこか“整えられた現場”に通じるものがあって、
「丁寧に積み上げた空間って、やっぱり伝わるんやな」と思いました。
案内された部屋の扉を開けた瞬間、呼吸がひとつ深くなる。
造作の仕上がり、照明の角度、床材の触感。
細かいところまで“手で作った温度”が残っていて、
気づいたら職業病でひたすら施工の美しさを見ていました。笑
特に、バスルームの石の納まりと、窓際のカウンターの質感。
「これは家づくりにも活かせる」と、
旅先でもしっかり仕事モードになってしまうところが、
自分らしいなと苦笑い。
夜は、窓の外の大阪の夜景が静かに光っていて、
そのままソファでぼーっと過ごす時間が心地よかった。
旅は“何をするか”より、“何もしない時間”がいちばん豊かになる。
ホテルはそれを教えてくれます。
朝食も圧巻。
素材の香り、皿の温度管理、提供スピード。
全部が揃っている。
仕事でも「料理は段取りや」とよく言うけど、
どんな世界も、やっぱり基本は同じやなと実感しました。
ホテルって、建物の質・サービス・人の立ち振る舞い、
全部が“空間の価値”として現れる。
建築って目に見える形だけじゃなくて、
“居心地をつくる総合芸術”なんだと再確認した旅でした。
次につくる家にも、
このホテルで感じた「余白」と「静けさ」を、
ちゃんと落とし込んでいきたいと思います。