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― 見せへん工夫で、暮らしがすっきり
こんにちは、シバちゃんです。
今日は、キッチンまわりのお悩みで特に多い「背面収納」について。
家づくりの打ち合わせでよく聞くのが、
「キッチンは対面にしたいけど、背面がごちゃつくのがイヤで…」というお声。
そうなんです。
キッチンの背面って、“生活感”がにじみ出やすい場所。
でも、ちょっとした工夫でぐっとスッキリ見せられるんですよ。
まず大切なのは、何を見せて、何を隠したいかをハッキリさせること。
✔ お気に入りの器やコーヒーグッズ → 見せる収納
✔ 調味料・食品ストック・炊飯器 → 隠す収納
全部を隠すのはストレスになるし、全部見せると雑然とする。
だから“見せる/隠す”のバランスをとることがポイントです。
生活感をスッと隠すのに便利なのが、可動式の「隠せる収納」。
🟢 引き戸タイプ:
使うときはオープン、急な来客時はサッと閉められる。
デザイン的にもスッキリ。
🟢 ロールスクリーン:
コストも抑えられて軽やか。家電まわりの目隠しにも◎。
🟢 パネル扉(フラットな大扉):
壁のように見せて、**収納感ゼロの“見えない収納”**に。
収納の“中”より、“扉のデザイン”で印象が変わります。
キッチンの背面で一番散らかって見えるのが、
実はゴミ箱と家電(炊飯器・トースター・電子レンジ)。
それぞれに**“定位置”をしっかり決めてあげる**と、それだけで整って見えます。
✔ ゴミ箱:引き出しの下段に収納 or 専用スペースを確保
✔ 炊飯器:スライド棚付きの家電収納で蒸気も安心
✔ 配線:コンセントの位置も要チェック(ゴチャゴチャ配線、印象下がります)
奥行きが深すぎると使いづらく、浅すぎると入らない。
標準は奥行き45cm前後がベストバランス。
高さもポイント。
使う人の身長に合わせた高さ調整も大切ですよ。
最後に、見た目の話。
キッチンと背面収納の色・質感を合わせると、統一感が生まれて空間がスッキリ見えます。
木目×白/グレー×ステンレスなど、
「素材感を合わせて“家具のように”見せる」ことが、生活感を感じさせないコツです。
背面収納は、“キッチンの裏方”やけど、暮らしを支える大事なスペース。
ちゃんと考えて設計してあげることで、
料理も片付けも気持ちよく、そして“絵になる空間”になります。
生活感をまるごと隠すんやなくて、
「見せていいもの」と「隠したいもの」を整理すること。
それが、おしゃれなキッチンづくりの第一歩です。