大事な気密測定

Blog
こんにちは、広報の中野です。
「吹き抜けって、後悔する人が多いですか?」
家づくりをしていると、
よく聞かれる質問です。
よく言われるデメリットは、
掃除が大変そう
費用がかかりそう
確かに、吹き抜けには注意するポイントがあります。
でも結論からいうと、
吹き抜けそのものが悪いわけではありません。
大切なのは、
「何のためにつくるのか」と「どう設計するのか」
ちゃんと考えて設計された吹き抜けは、
家の価値を大きく変える空間になります。


吹き抜けで一番よく聞くのが、
「冬、寒くないですか?」
という心配です。
断熱・気密性が低い家に大きな吹き抜けをつくれば、
寒さを感じやすくなる可能性があります。
だからこそ重要なのが、
高断熱・高気密を前提に設計すること。
さらに、
窓の性能や位置、冬の日射取得、空調計画まで
セットで考えます。
ここまで設計できていれば、
「吹き抜け=寒い」とは一概に言えません。
むしろ上下階がつながることで空気を循環させ、
家全体の温度差を小さくする空調計画も可能になります。
これは正直、
ゼロにはできないデメリットです。
吹き抜けは1階と2階がつながるため、
テレビの音や会話などが2階へ伝わりやすくなります。
だからこそ、
寝室や子ども部屋との位置関係まで考えて
間取りをつくることが大切。
一方で、
上下階に家族の声や気配が伝わることを、
メリットと感じる方もいます。
「音が伝わる=悪い」ではなく、
どんな暮らしがしたいかで考えることが重要です。
高い位置にある窓や照明は、
通常の窓より掃除や交換が難しくなります。
ここも、吹き抜けを採用する前に
知っておきたいポイントです。
高所用の掃除道具を使うのか。
業者に依頼するのか。
照明は交換しやすいものにするのか。
完成してから考えるのではなく、
設計段階でメンテンナンス方法まで考えておく。
これだけでも、住んでからの後悔は減らせます。
吹き抜けの費用は、
単純に「床がないから安くなる」というものではありません。
大きな窓や照明、構造計画などによって、
建築費が変わることがあります。
また、建築時だけでなく、
住んでからの費用も考えることが大切です。
ただし、高断熱・高気密にして、
窓・日射・空調まできちんと計画すれば、
「吹き抜けだから必ず光熱費が高くなる」とも限りません。
吹き抜け単体ではなく、
家全体で考えることが大切です。


私たちが一番大切だと思うのが、
「なぜ吹き抜けをつくるのか?」
ということ。
なんとなくオシャレだから。
開放的に見えそうだから。
それだけでつくってしまうと、
デメリットの方が気になってしまうかもしれません。
例えば、
明るさが欲しいのか。
家族の気配をつなげたいのか。
開放感が欲しいのか。
目的によって、
吹き抜けの位置も、大きさも、窓の取り方も変わります。
吹き抜けには、
デメリットだけではなく、
大きなメリットがあります。
高い位置から光を取り込める。
実際の床面積以上の開放感が生まれる。
1階と2階に家族の気配がつながる。
そして、
上下階を一つの空間として考えることで、
家全体の空調計画にも活かせます。
だから私たちは、
「デメリットがあるから吹き抜けをやめる」必要はない
と考えています。
大切なのは、
デメリットまで理解したうえで設計することです。
| よくある後悔 | 確認したいこと |
|---|
| 冬寒い | 断熱・気密性能 |
| 窓際が寒い | 窓性能・日射計画 |
| 空調が効かない | 吹き抜けを含めた空調計画 |
| 音が気になる | 寝室などとの位置関係 |
| 掃除が大変 | 高窓・照明のメンテナンス方法 |
| 費用が想定以上 | 窓・構造・照明・維持費 |
吹き抜けを検討している方は、
見た目だけではなく、
この6つまで設計士に確認してみてください。
吹き抜けがあるだけで寒くなるとは限りません。
断熱・気密性能に加えて、窓性能、日射取得、空調計画まで考えることが重要です。
高所用の清掃器具を使う方法や、専門業者へ依頼する方法があります。
設計時に窓や照明のメンテナンス方法まで確認しておくと安心です。
「何のために吹き抜けをつくるのか」を明確にすることです。
明るさ、開放感、家族とのつながり。
目的が決まれば、それに合わせた吹き抜けを設計できます。


吹き抜けには、
寒さ・音・掃除・費用面など、
事前に知っておきたいデメリットがあります。
特に音や掃除については、
完全にゼロにはできません。
だからこそ、
目的もなく吹き抜けをつくると、デメリットになりやすい。
でも、高断熱・高気密を前提に、
窓・日射・空調・間取りまできちんと考える。
そして、
「なぜ吹き抜けが欲しいのか」を明確にする。
そうすれば吹き抜けは、
光や開放感、家族のつながりを生み出し、
家の価値を大きく変えてくれる空調になります。
吹き抜けを「つくる・つくらない」ではなく、
どうつくるか。
そこまで考えて、
自分たちの暮らしに合った吹き抜けを選んでみてください。