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キッチンの背面収納、どう選ぶ?

― 見せへん工夫で、暮らしがすっきり

こんにちは、シバちゃんです。
今日は、キッチンまわりのお悩みで特に多い「背面収納」について。

家づくりの打ち合わせでよく聞くのが、
「キッチンは対面にしたいけど、背面がごちゃつくのがイヤで…」というお声。

そうなんです。
キッチンの背面って、“生活感”がにじみ出やすい場所
でも、ちょっとした工夫でぐっとスッキリ見せられるんですよ。

【1】“見せる収納”か“隠す収納”かを決める

まず大切なのは、何を見せて、何を隠したいかをハッキリさせること。

✔ お気に入りの器やコーヒーグッズ → 見せる収納
✔ 調味料・食品ストック・炊飯器 → 隠す収納

全部を隠すのはストレスになるし、全部見せると雑然とする。
だから“見せる/隠す”のバランスをとることがポイントです。

【2】引き戸・ロールスクリーン・パネル扉を活用

生活感をスッと隠すのに便利なのが、可動式の「隠せる収納」

🟢 引き戸タイプ:
使うときはオープン、急な来客時はサッと閉められる。
デザイン的にもスッキリ。

🟢 ロールスクリーン:
コストも抑えられて軽やか。家電まわりの目隠しにも◎。

🟢 パネル扉(フラットな大扉):
壁のように見せて、**収納感ゼロの“見えない収納”**に。

収納の“中”より、“扉のデザイン”で印象が変わります。

【3】ゴミ箱と家電の“居場所”をつくる

キッチンの背面で一番散らかって見えるのが、
実はゴミ箱と家電(炊飯器・トースター・電子レンジ)

それぞれに**“定位置”をしっかり決めてあげる**と、それだけで整って見えます。

✔ ゴミ箱:引き出しの下段に収納 or 専用スペースを確保
✔ 炊飯器:スライド棚付きの家電収納で蒸気も安心
✔ 配線:コンセントの位置も要チェック(ゴチャゴチャ配線、印象下がります)

【4】背面収納は「奥行き」と「高さ」に注意

奥行きが深すぎると使いづらく、浅すぎると入らない。
標準は奥行き45cm前後がベストバランス。

高さもポイント。

  • 食器は目線の高さ
  • 重い鍋類は腰〜足元
  • 滅多に使わないものは上段へ

使う人の身長に合わせた高さ調整も大切ですよ。

【5】色・素材を「キッチンと揃える」

最後に、見た目の話。
キッチンと背面収納の色・質感を合わせると、統一感が生まれて空間がスッキリ見えます。

木目×白/グレー×ステンレスなど、
「素材感を合わせて“家具のように”見せる」ことが、生活感を感じさせないコツです。

まとめ:隠しすぎず、散らかしすぎず。

背面収納は、“キッチンの裏方”やけど、暮らしを支える大事なスペース
ちゃんと考えて設計してあげることで、
料理も片付けも気持ちよく、そして“絵になる空間”になります。

生活感をまるごと隠すんやなくて、
「見せていいもの」と「隠したいもの」を整理すること。
それが、おしゃれなキッチンづくりの第一歩です。