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なぜ、自然素材にこだわるのか。地球に還る家という考え方

家を建てるとき、何を基準に素材を選びますか?

見た目の美しさ、価格、使いやすさ。
家づくりには、さまざまな判断基準があります。

私たち、はだしの家が大切にしているのは、素材そのものが持つ本来の魅力。そして、その家がいつか役目を終えるときまでを考えた家づくりです。

なぜ、私たちは自然素材にこだわるのか。

その理由は、地球に還る家をつくりたいという想いにあります。

自然から生まれたものを、自然に近いかたちで使う。

木には、木にしか出せない表情があります。

年月を重ねることで深まる色合い、手で触れたときの質感、光の当たり方によって変わる陰影。

均一につくられたものでは表現できない美しさが、自然素材にはあります。

私たちは、そうした素材が本来持っている魅力を大切にしたいと考えています。

だからこそ、目に見える仕上げ材だけでなく、家を支える構造や、普段は見えない部分についても、何を使うのかを大切にしています。

家は、表面だけでできているものではありません。

見えるところも、見えないところも。
何を選び、何でつくるのか。

その一つひとつの積み重ねが、家そのものの価値につながると考えています。

100年先も、素材そのものの魅力が残る家へ。

家は、建てた瞬間が完成ではありません。

10年、30年、50年と暮らしを重ね、やがて100年という時間が流れていく。

その間に、家族の暮らしは変わり、住む人も変わっていくかもしれません。

そんな長い時間のなかでも、素材そのものの美しさが残る家であってほしい。

新築のときだけ美しく見えることを目指すのではなく、年月を重ねることで味わいが増していく。古びることを否定するのではなく、時間がつくる表情まで楽しめる。

私たちが目指しているのは、そんな家です。

もちろん、どんな素材も手入れや環境によって状態は変わります。だからこそ、ただ自然素材を使うだけでなく、素材の特性を理解し、長く使い続けられるように考えることも欠かせません。

嘘のない素材で、嘘のない家を。

私たちは、家づくりにおいて、何を使うのかという選択から目をそらしたくありません。

見た目を整えるためだけに素材を選ぶのではなく、その素材がどこから来て、どんな性質を持ち、どのように使われるのか。

目に見える美しさだけでなく、その背景まで大切にしたい。

自然素材を選ぶことは、単なるデザインの好みではありません。

家をつくることの意味を考え、今の暮らしだけでなく、その先の未来にも目を向けることだと考えています。

そして、いつか家が役目を終えるときにも、できる限り自然へと還していけるように。

そのためには、木や土などの自然由来の素材を選ぶだけでなく、接着剤や塗料、ほかの建材も含め、家全体をどのようにつくるかが重要になります。

すべてが自然に還ると簡単に言い切るのではなく、何を選び、何を残すのかを一つひとつ考えていく。

それが、私たちの考える誠実な家づくりです。

家をつくることは、未来に何を残すかを考えること。

家は、今を暮らすためだけの場所ではありません。

長い年月を経て、次の世代へ受け継がれていく可能性もあれば、いつか役目を終える日も訪れます。

だからこそ、建てるときの美しさや便利さだけでなく、その先まで考えておきたい。

何でつくるのか。
どんな素材を選ぶのか。
そして、その家はいつかどのようなかたちで役目を終えるのか。

私たちは、そんな問いを大切にしながら、一棟一棟の家づくりに向き合っています。

嘘のない素材で、嘘のない家を。

自然から受け取ったものを大切に使い、できる限り自然へと還していく。

それが、はだしの家が自然素材にこだわる理由です。