最近のお友達のお話。

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こんにちは。
はだしの家の広報、シバちゃんです。
突然ですが、家の中を見上げたときに「梁」が見えているお家を見たことはありますか?
木の梁がそのまま見えている天井。
私は最初、単純に「梁が見えていると、なんだかかっこいいな。」
くらいに思っていました。
でも、家づくりを知っていくと、梁あらわし天井には、見た目だけではない理由があることを知りました。
今回は、はだしの家が梁あらわし天井を採用する理由についてお話しします。

まず、「梁あらわし天井」とは何なのか。
梁とは、柱と柱の間に渡して、建物を支える横方向の構造材です。
一般的な住宅では、梁は天井の中に隠れていることが多く、完成した後に見ることはできません。
一方、梁あらわし天井では、その梁をあえて見せます。
つまり、
本来は隠れてしまう家の骨格を、インテリアの一部として見せる。
それが梁あらわし天井です。
はだしの家では、梁をただ「見た目がかっこいいから」という理由だけで見せているわけではありません。
大きな理由のひとつが、
「家の構造そのものを、暮らしの中で感じてほしい」
という考え方です。
家は、完成すると壁や天井に覆われて、どんな構造で建っているのか分からなくなります。
でも、本当はその見えないところで、たくさんの柱や梁が家を支えています。
私たちは、その「家を支えているもの」までデザインの一部として考えています。
だから、隠してしまうのではなく、あえて見せる。
それが、はだしの家の梁あらわし天井です。

梁あらわし天井と相性がいいのが、勾配天井です。
一般的な天井は、床と平行に天井をつくります。
一方、勾配天井では屋根の傾斜に沿って天井をつくるため、天井が高くなり、空間に大きな広がりが生まれます。
さらに梁を見せることで、
「高い天井」+「木の構造」
という、普通の天井では感じにくい空間になります。
同じ床面積でも、上方向への広がりがあることで、部屋をより大きく感じることがあります。
「なんだかこの家、広く感じるな。」
その理由のひとつが、天井のつくりだったりします。

梁は、空間の中でかなり存在感があります。
木の梁が一本入るだけでも、白い壁や漆喰の壁とのコントラストが生まれます。
無垢の床や木製建具など、自然素材との相性も良く、空間に温かみが出ます。
そして何より、
「木の家に住んでいる」
という感覚を、目で見て感じることができます。
素材をただ仕上げとして使うのではなく、構造として使われている木まで見える。
そこに、梁あらわしの面白さがあります。

ここは少し建築のお話です。
梁は、そもそも家を支える重要な構造材です。
そのため、「梁を見せたい」というデザインだけを先に考えるのではなく、構造計画とセットで考える必要があります。
はだしの家では、SE構法を採用しています。
SE構法は、木造住宅でありながら、柱や梁を構造計算によって設計することで、大きな開口や広い空間をつくりやすい構法です。
だからこそ、
「構造をきちんと考えたうえで、その構造を美しく見せる。」
という考え方ができます。
もちろん、梁を見せたから家が強くなる、という単純な話ではありません。
大切なのは、まず構造。
そのうえで、構造を隠さず、空間の美しさにつなげていく。
それが、はだしの家が考える梁あらわし天井です。

ここまで良いことばかり書いてきましたが、もちろん注意することもあります。
例えば、梁が見えることで、天井がすっきりとしたフラットな空間とは違った印象になります。
また、高い天井をつくる場合には、冷暖房や断熱など、住宅性能とのバランスも重要です。
「天井を高くすれば、必ず快適になる」
というわけではありません。
高気密・高断熱などの性能と、空間のつくりを一緒に考えることが大切です。
デザインだけでなく、
「この空間を、実際に暮らしたときに快適にできるか?」
まで考えて、はじめて家づくりになります。



私は、梁あらわし天井を見るたびに、
「この木が、この家を支えているんだな。」
と思います。
普段は壁や天井の中に隠れてしまうものだからこそ、見えることで少しだけ家の仕組みが身近になります。
家は、家具や壁紙だけでできているわけではありません。
柱があって、梁があって、構造があって。
その上に、私たちが毎日暮らす空間ができています。
だから、はだしの家では、
「梁は、家の骨格である。」
ということを大切にしています。
隠すのではなく、見せる。
構造を、暮らしの中へ。
そんな考え方から生まれているのが、はだしの家の梁あらわし天井です。
家を見学するときには、ぜひ一度、天井を見上げてみてください。
「あ、ここにも家を支えているものがあるんだ。」
と、少しだけ家の見え方が変わるかもしれません。
シバちゃんでした。
