お二人世代にとって、ちょうどいい家のつくり方

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お家づくりをしていると、間取りや設備ばかりに意識がいきがちですが、
実は「暮らしの心地よさ」を決めるのは、家具の選び方だったりします。
特に面積が大きく、暮らしの真ん中にある
ソファ・テーブル・ラグの3つは、空間の印象を左右する“要の存在”。
今日は、この3つをどう選べば
毎日の生活がちょっと豊かに、ちょっと軽やかになるのか
分かりやすくまとめてみました。


ソファはLDKの主役。
ですが、存在感が強すぎると圧迫感が出てしまい、部屋が狭く見えてしまいます。
ポイントは “脚が細い・背が低い・色が軽い” の3つ。
色はグレー・ベージュ・ホワイトなどの“ニュアンスカラー”が万能です。
家具に個性を出すより、暮らしのベースにそっと馴染む方が長く愛せます。


テーブルは、家族の会話が生まれ、食事が並び、日常の時間が積み重なる場所。
大切なのは “素材の統一感”。
床・天井・建具などで木を使っている家が多いので、
テーブルだけ違う質感にしてしまうと、空間のつながりが失われてしまいます。
木の表情に統一感を持たせるだけで、
LDK全体の“まとまり”が生まれます。


リビングテーブルは便利ですが、
実は暮らし方によっては「ない方が快適」な場合も多いアイテムです。
置くなら、“丸型・小ぶり・抜け感のある素材”がおすすめ。
ガラス・スチール・木×アイアンなどは軽さがあり、空間を邪魔しません。


ラグは空間を一瞬でおしゃれに見せてくれる魔法のアイテム。
でも、柄物や色が強いラグは、部屋の印象を一気に重くしてしまいます。
正解は “淡色×無地×大きめ”。
床の木目がきれいな家ほど、ラグは“控えめ”がちょうどいい。
光が入る家では、淡い色が自然光を反射してさらに美しく見えます。


家具選びはセンスではなく、実は“引き算”。
おしゃれな家の共通点は、色が少ない・家具に厚みがない・余白があるということ。
これだけで、どんなLDKもぐっと洗練されます。
ソファ・テーブル・ラグをどう選ぶかで、
家の心地よさは大きく変わります。
✔ ソファは軽やかに
✔ テーブルは木の質感を揃えて
✔ ラグは淡色×無地
✔ 余白をつくることで、空間は美しくなる
家具はただ置くものではなく、
「暮らしやすさを整えるための道具」。
いい家具は、毎日の何気ない時間を、静かで豊かなものにしてくれます。