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お二人世代にとって、ちょうどいい家のつくり方

― 今の暮らし、そしてこれからの暮らしに寄り添う家 ―

こんにちは、シバちゃんです。

今日は、**お二人世代(夫婦二人暮らし・子育てひと段落した世代)**に向けた
「本当にちょうどいい家の考え方」についてお話します。

若い頃とは違って、
・無理をしない快適さ
・必要以上に広さを求めない暮らし
・掃除・移動の負担が少ない間取り
・将来までずっと暮らせる設計

こうした“現実的で、でも心地いい家”が求められるタイミングです。

■ ①「広さ」より、「使い切れる間取り」を選ぶ

お二人暮らしでは、
広さより 動きやすさ の方が圧倒的に大事です。

・使わない部屋は掃除の負担が増える
・広すぎるLDKは冷暖房効率が悪くなる
・収納は“量”より“配置”が大切

“家の広さ”ではなく、
どれだけムダなく使えるか で暮らしの満足度は決まります。

■ ② 家事動線が「短い家」は、それだけで暮らしがラク

・洗う → 干す → しまう
・料理 → 配膳 → 食後の片付け

この両方が短いと、
家事のストレスは驚くほど減ります。

お二人世代に人気なのは、
ランドリーとファミリークローゼットを近づける間取り。

「移動が少ない=無理がない」
が、長く暮らせる家の基本です。

■ ③「温度差のない家」は、体にもお財布にもやさしい

実は、お二人世代で一番大切なのはここ。

・廊下が寒い
・トイレが冷える
・寝室だけ暑い

こうした温度差は、
体の負担にも、光熱費にも直結します。

性能が整った家は、
少ないエアコンでも家中が快適。
“温度差のない暮らし”は、
年齢を重ねるほど価値を感じるポイントです。

■ ④「座って過ごす時間」が豊かになる場所をつくる

夫婦ふたりの暮らしで増えるのが、
「座って過ごす時間」。

だからこそ、
・窓際のカウンター
・庭を眺める低い窓
・お気に入りの椅子を置くスペース

こんな“小さな居場所”があると、
毎日の心地よさがぐっと上がります。

■ ⑤コンパクトな収納でも「配置」が正しければ十分

収納は量を増やすよりも、
使う場所のすぐそばに配置することが一番大切。

たとえば…

  • 玄関横 → 外出用のアウターがすぐ片付く
  • キッチン横 → パントリーで買い物の収納がラク
  • 洗面横 → タオル・洗剤が迷わずしまえる

“しまう”を難しくしない家は、
“片付けが続く家”。

■ ⑥「これからどう暮らしたい?」を中心に考える

お二人世代の家づくりで大事なのは、
過去や子育て時代ではなく、
これからの10年・20年をどう暮らしたいか。

  • 家でゆっくり過ごしたい
  • 趣味の時間を増やしたい
  • 家事をできる限りラクにしたい
  • 無理のないエネルギーで暮らしたい
  • 移動も掃除も負担を減らしたい

この価値観こそ、家づくりの中心にすべき部分です。

■ まとめ

お二人世代にとっての“いい家”は、
豪華さでも広さでもなく、
「無理なく快適に暮らせる家」。

  • ちょうどいい広さ
  • 短い動線
  • 温度差のない快適さ
  • 心が落ち着く居場所
  • 将来を見据えた設計

これらが揃うと、
毎日の暮らしが自然と軽く、豊かになります。