収納は、“増やす”より“収め方”

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こんにちは、シバちゃんです。
今日は“窓の位置”のお話をしようと思います。
これ、意外と見落とされがちなんですけど、家の快適さを左右する大事なポイントなんですよ。
「明るい家にしたいんです」ってご要望、ようあります。
でも、ただ窓を増やせば明るくなる、ってわけやないんです。
大切なのは、どこから光が入って、どこまで届くか。
たとえば、南側に高い建物があるなら、南向きの大きな窓でも意外と暗い。
逆に、東や北の窓でも、設け方ひとつで柔らかい光が入ってくるんです。
そういった“暮らしのリズム”と、光の入り方が合ってると、
照明に頼りすぎず、心地よい空間になります。
光だけやなく、風の通りも大事。
空気がこもらない家って、やっぱり気持ちいいです。
風は、「入る窓」と「抜ける窓」がセットになってこそ活きるもん。
たとえば南から風がよく吹く地域なら、南から入って北へ抜ける窓の位置がベスト。
ただ開ければいい、ってもんやないんですよ。
窓の高さやサイズ、開け方(引き違い・すべり出し)でも風の流れ方が変わるんです。
窓って、外からの“視線”も意識せなあきません。
道路側に大きな窓があると、カーテンを閉めっぱなしになって、結局暗くなることも。
けどね、ちょっと高めの窓(地窓や高窓)にしたり、植栽で視線をカットすれば、
プライバシーを守りながら、しっかり明るさも確保できる。
そしてもうひとつ。
「どの景色を切り取るか」ってのも、窓の大きな役目。
たとえば隣家の壁じゃなく、空や庭の緑が見える窓があると、
同じ部屋でも気持ちが全然違います。
窓って、実は家づくりの中でもかなり奥深い存在なんです。
この全部を考えながら、ひとつひとつの窓を“どう設けるか”。
それが、暮らしの心地よさに直結してきます。
「えっ、窓ってそんなに考えてたん?」って驚かれることもありますが、
**“なんとなく”じゃなく、“意味がある場所に”**窓をつけると、暮らしはほんまに変わります。